GG『飲み薬―三種の妙薬『飲み』Ⅰ―』 : 純粋とは矛盾色
 木枯らしが吹くこの頃。秋が終わり冬の到来が近づいているのをガラス越しで眺める。一枚だけ残った葉っぱは、寒さに耐えて必死に生き残っていた。「この葉っぱが散った時、俺の生命も終わるんだ」「なにを言ってるのよ、若い子が人生にしょぼくれてちゃ駄目よ」 看護師の
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