第26回 術・技・藝の原義 | 「百学連環」を読む(山本 貴光) | 三省堂 ことばのコラム
「學術技藝」の説明を始めるにあたって、西先生は「學術技藝」それぞれの字の検討から始めたのでした。前回は「學」を確認したところ。続いて「術」についてこう説明されます。 術の字は其目的となす所ありて、其道を行くの行の字より生するものにして、即ちの形ちなり都合克あてはめると云ふの義なり。 (「百學連環」第2段落第6文) 訳してみます。 「術」という字は、目的とするところがあって、そこへ向かう道を行くとい
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