南米エクアドルの刑務所で、服役中の犯罪組織のメンバー同士による抗争事件が起きて、少なくとも68人が死亡しました。 　AP通信などによりますと12日、エクアドル最大の都市グアヤキルの刑務所内で、対立する犯罪組織のメンバーによる銃撃戦が起きました。 　銃撃戦は8時間ほど続き、受刑者ら少なくとも68人が死亡、25人がけがをしました。 　麻薬密売組織の対立が原因とみられています。 　この刑務所では9月にも大規模な抗争事件があり、119人が死亡しています。 　エクアドルのラッソ大統領は10月、全国に非常事態を宣言し、軍を投入するなどして治安の回復を進めていました。