夜の虫たちは「光に集まっているつもりはなかった」と判明! - ナゾロジー
「飛んで火に入る夏の虫」のことわざにみられるように、私たち人類は太古の時代から虫が光の周りに集まっていることを知っていました。 文献上の最古の記述は紀元1世紀のローマ帝国時代のものとなっていますが、おそらく現象自体はもっと古くから、それこそ人類が火を使うようになった頃から知られていたことでしょう。 ですが意外にも夜に虫たちが光を目指す「理由」は未解決のままでした。 有力な仮説はいくつも存在しましたが、どの仮説も実際の昆虫の動きと矛盾するものばかりだったからです。 たとえば有名な説に「虫には光に向かって真っすぐ飛ぶ性質があるから」とするものがありますが、実際の虫の動きを観察すると、虫たちは近場…
nazology.kusuguru.co.jp