防御率2.77でも「投げ方が分かんない」 広島ドラ3大道が敗戦と引き換えに得た渇望
今秋のドラフト会議で広島から3位指名された八戸学院大の大道温貴投手は、正村公弘監督への感謝をこんな言葉で表現した。「僕という投手を作ってくれた」。春日部共栄高から進学し、投手育成に定評がある正村監督のもとで成長。夢の扉を開いた。文字にすると、わずか二文字の「成長」。その過程はいかなるものだったのか。4年後のプロ入りを目指して進学した大学生と、これまで好投手を輩出してきた監督の4年間の物語――。第3回は、3年春にあった分岐点を振り返る。
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