日本の賃金、なぜ上がらないのか 読むヒント)編集委員 木村恭子 - 日本経済新聞
岸田文雄首相は「賃上げ」を政権の最重要課題の一つとして掲げている。本来は企業が収益などを勘案して判断すべき賃金の引き上げに対し、政府が口を出し「官製賃上げ」をお膳立てしなければならないほど、賃上げが喫緊の課題になっている。38カ国が加盟する経済協力開発機構(OECD)によると、ここ30年間で欧米は平均年収が4~5割上昇したのに対し、日本は横ばいにとどまる。2015年には金額で韓国に抜かれるなど
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