負のエネルギーをまとう悪女役に覚悟の決まった表情で挑む明日海りおと、無色透明な主人公に徐々に自我という色をつけていく豊原江理佳の演技が化学反応して創り出す目を見張る世界…★劇評★【ミュージカル=レベッカ|阪 清和 (Kiyokazu Saka)
 何度観ても怖い、というのはどういうことなのか。何度も観ればストーリーも頭に入るし、亡霊のように見えていたものだって正体を知ることになる。なのに怖いのはなぜなのか。ひとつひとつの公演が終わっても、それはそこにいるからだ。決してホラーや超常現象の話ではないのにいつまでも怖いのは、登場人物たちが新しい公演回が始まるたんぴによみがえり、あらたに恐怖を更新していくからだ。ウィーンで初演され、ほどなく日本人キャスト版も始まったミュージカル「レベッカ」は、たちまち人気ミュージカルとなり、日本に定着。今年は7年ぶりに、キャストを一新して再演が実現した。もともとあった英国の小説をあのアルフレッド・ヒッ
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