「貨幣の信用」と「貨幣の価値」7   ―一方的な押し付けは信用できない―|織原然_マクロ経済学考察ノート
前章では「租税貨幣論」では「貨幣の価値」が確立するまでの「①~④までの時系列」が「貨幣の信用」であると述べました。 これは次のように言い換えることができると思います。 『A.政府が発行した貨幣』と『B.国民の納税の義務』との交換で『貨幣の信用』が発生する。 しかし私は、これでは「貨幣の信用を確立するためには、少し足りない」と考えております。 何が問題なのでしょう? 私にはこれが『一方的な押し付け』によって成立しているように見えるからです。 「貨幣の価値の交換から生まれる『貨幣の信用』は脆弱である」というのは、これまで説明してきたとおりです。 ある日突然、「A.日本円と B.
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