フクシマの教訓からぶれないドイツ、脱原子力政策を貫徹へ
福島で未曽有の原発事故が起きてから10年がたつ。日本が直面した危機を自らの危機ととらえ、ドイツはこのとき脱原発へとかじを切った。メルケル首相は「原発は必要」との立場をとっていたが、これを転換。経済性より健康と安全を選んだ。緑の党の躍進という政治情勢も背景にあった。いまもその方針は変わらない。脱原発は国民経済に多額の負担を強いるが、国民の合意は揺るいでいない。
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