見落とされたマザーズ上場企業の「粉飾決算」…責任はみずほ証券だけのものか
118億円の売上高の97%が架空のもので上場から半年余りで破綻して上場廃止になった半導体製造装置メーカー「エフオーアイ」の粉飾決算事件に関連して、上場主幹事を務めたみずほ証券も損害賠償責任を免れないとの判断を示した。エフオーアイが上場していた東証マザーズは、成長力のある新興企業に門戸を開くことでリターンの大きい投資機会を投資家に提供するのが特色だ。だからと言って、粉飾のようなフェイク・インフォメーションが罷り通る状況を放置していては、閑古鳥の鳴く市場になりかねない。
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