漱石の「こころ」にみる男同士の愛《終章》 : ソラリスの島
「こころ」の第三章は私の元に届いた「先生」の遺書に書かれていた中身そのものになります。そこにはもう危篤の父も姿を消しそれどころか今遺書を読んでいる私自身さえ小説の舞台から消えてしまっているのです。在るのは過去の若い頃の「先生」と「友人K」の二人、彼らが物語
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