【掌編小説】子どものままで|元宝 (一分間で学ぶ 成功者の教え)
子どものままでいたいと思う。大人になれば、もっと器用に生きられると思っていた。失敗をせず、人とうまく付き合い、傷つかずに前へ進めるようになるのだと。 けれど、実際の僕は昔とあまり変わらない。同じことで悩み、同じような失敗を繰り返している。考えすぎて立ち止まり、時にはくだらないことで落ち込んでしまう。 周りを見れば、立派に見える人ばかりだ。みんな大人になって、ちゃんとしているように見える。その中で、自分だけが取り残されているような気がする日もある。 でも、ある時ふと思った。変わらないことは本当に悪いことなのだろうかと。 好きなものを見つけて夢中になること。小さな優しさに心を
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