「貨幣の信用」と「貨幣の価値」9  ―嘘が吐けない関係―|織原然_マクロ経済学考察ノート
結局、政府と国民が「対等」でなければ「より強固な貨幣の信用」は誕生しません。 為政者が名君であれば「租税貨幣論」からの「貨幣の信用」であっても問題はないのでしょうが。 さて、では「より強固な貨幣の信用」は可能なのか? これは逆説的に、「政府と国民」が「対等な関係」であればよいわけです。 しかし、どうやって対等性を成立させることができるのか? 一つの手段として「民主主義による議会政治」という形態が既に試みられます。 しかし、これは不完全です。 確かに、民主的議会政治により政府と国民が対等になるための努力は行われています。かつての君主政治よりも対等ではあるのでしょう。 ですが、例
note.com