映画『天気の子』感想。シン・新海誠汁、度数100%に気持ち良く酔える大傑作 - 社会の独房から
悲惨な事件があった。 テレビやネットでは連日その話題で持ちきりで、何とも言えない負の感情が僕を支配していた。それは決して怒りや憎しみで心が燃え上がっているのではない。ただただ、巨大なマイナスの感情に身体中が覆われ、どうしようもない無気力さに打ちひしがれ涙がこぼれ落ちるだけだ。 それでも目の前にはやらないといけない仕事があるし、サラリーマンとして、大人としての責任も一応ある。この社会では自分の感情と社会とルールとの折り合いをつけながら生きていかないといけない。今までの人生そうやって生きてきた。どんな時も、どんな悲しい時も。それは分かっている。分かっているが、非常に苦しい。 心がどうしようもなく苦...
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