こんな小説、書かなければよかった。
親友の恋を、わたしは小説に閉じ込める。 「ずっと一緒に――隣にいてくれる?」「うん。永遠に」幼い頃に交わした約束。それ以来、わたしとつむぎは何をするにも二人一緒で、変わらない関係のはずだった。それなのに――。 「私、恋がしたいんだ。しおりはそれ…
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