伊東の思い出2021冬 ~非日常フルコース~|まっかちん(山浦まさか)
旅館の玄関を出てはじめて、建物のすぐ先が海だったことを知った。ゆうべ到着した時には真っ暗で、周りに何があるかもわからないどころか、できればコンビニに寄ろうなんて考えていたのにそれも見つけられなかった。 朝の風景を名残惜しく感じる間もなく、年下の友人と駆け足で駅を目指す。在来線の伊東線ののぼりは、次を逃すと45分ほど待たなければいけないらしい。 久しぶりのダッシュ、空気を胸に出したり入れたりするのが少し痛いけれど気持ちよい。自分一人なら45分待ちを選ぶだろうこの状況で、「乗る!」という友人の決断に合わせて動くのもなんだかおもしろい。 間に合うかしらと心配だったが、ダッシュが効いたの
note.com