汕頭に刻まれた日本人の足跡・・・歴史探求は始まったばかり - 行雲流水の如く 日本語教師の独り言
日本軍が汕頭(スワトウ)を攻略し、占領したのは1939年6月21日だ。現地の人々にとって6月21日は忘れがたい恥辱の日である。日本人は、台湾人を含めすでに600人近くが住んでいたが、汕頭神社ができるのは占領後である。このことは明治以来の軍と国家神道の関係を物語っている。汕頭神社には台湾や福建の神社と同様、台湾に出征し現地で命を落とした皇族の近衛師団長、北白川宮能久(きたしらかわのみや・よしひさ)親王(1847-1895)が祭神として祀られていた。同神社を紹介した『汕頭経済特区晩報』の記事には、「神社は日本軍が守り、日本人は神社の前を通るたびに立ち止まって拝礼をし、その他の者も強制的に神社に向か...
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