劇症型溶血性レンサ球菌感染症とは
Stevens らの報告によると、本症の最も一般的な初期症状は疼痛であり、急激に始まり、重篤である( Stevens,1992 , Stevens et al,1989 )。続いて、圧痛あるいは全身症状が見られる。疼痛は通常四肢で見られる。疼痛の開始前に、発熱、悪寒、筋肉痛、下痢のようなインフルエン ザ様の症状が20%の患者にみられる( Stevens,1992 , Stevens et al,1989 )。全身症状としては、発熱が最も一般的である(ただし、患者の10%はショックによる低体温を示す)( Stevens,1992 , Stevens et al, 1989 )。錯乱状態(conf...
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