竜山石|高砂市
宝殿石とも地元で呼ばれる竜山石は、比較的軟質で加工しやすく、古くは仁徳天皇陵などの石棺にも使用され、今でも建築・造園用の石材として広く利用されています。伊保山を中心とした山々は高砂市の中央に位置し、垂直に切り立った石切場の岩肌は、どこからでも眺められ、高砂の風景の一つとして親しまれています。竜山石(宝殿石)とは兵庫県の加古川下流右岸に産する流紋岩質溶結凝灰岩の石材上の呼称で、白亜紀後期(約1億年前)の火山活動によって噴出した火砕流堆積物が厚く堆積したものです。古代、畿内の大王や豪族などの石棺にも使われており、7世紀頃に造られた「石の宝殿」は宝殿山の中腹にある約500...
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