日本人と聖徳太子の1400年史、万華鏡のように照らし合う時間と空間の旅〜奈良国立博物館・特別展「聖徳太子と法隆寺」 - シネフィル - 映画とカルチャーWebマガジン
間違いなく、日本人の精神史に最大の影響を与えた人物だろう。「聖徳」と言う最高クラスの諡号*というか、「聖」と「徳」という文字通り最高の文字の組み合わせは、歴代天皇さえ誰もここまでの名をおくられてはいない。むしろ「どの天皇よりも天皇らしい」「もっとも天皇らしい」とすら言えそうだが、それを言うなら用明天皇の第二皇子は、歴代のどの天皇よりも有名で、親しまれ、もっとも敬愛を集めて来た。 *東アジアで君主や高僧などに死後に敬意をこめてつけられる名、おくり名 聖徳太子坐像 平安時代 保安2(1121)年 奈良・法隆寺(聖霊院安置・秘仏) 国宝 法隆寺で聖徳太子を祀るために、西院伽藍の東側にある僧坊・東室の...
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