竜の姫ブリュンヒルド
すべてを赦し、ただ一度、憎んだ  人々は彼女をこう呼んだ。時に蔑み、時に畏れながら、あれは「竜の姫」と。  帝国軍の大砲が竜の胸を貫く、そのおよそ700年前―-邪竜に脅かされる小国ノーヴェルラントは、神竜と契約を結び、その庇護の下に繁栄していた。…
bookwalker.jp