この磨き抜かれた再生の物語はまた大きな成長を遂げた…★劇評★【ミュージカル=Endless SHOCK(2020)】|阪 清和 (Kiyokazu Saka)
 生きるということの疾走感をこれほど鮮やかに表したエンターテインメント作品もないだろう。時には明日への希望に向けて、時には魂の最後の燃焼に向けて、そして時には永遠の消滅に向けて。彼らは駆け、登り、躍動し続ける。堂本光一が2000年から演じてきたミュージカル「Endless SHOCK」はついに20年。鼓動が脈打つような骨太のリズムを刻みながら、表現者の究極的な場所へとたどり着く唯一無二のドラマは、今もマイナーチェンジが繰り返され、「進化」し続けている。今年もまたクライマックスでの演出なども含め一定の変化が付けられているが、堂本が特にこだわった登場人物同士の関係性の丁寧な見直しが最大限の
note.com