量子もつれでエネルギー輸送が速くなる—―植物に学ぶ驚きの仕組み - ナゾロジー
アメリカのライス大学(Rice University)で行われた最新の理論研究によって、量子力学の不思議な性質である「量子もつれ(量子エンタングルメント)」を使うことで、分子の中でエネルギーが移動する速さを大きく加速できる可能性が示されました。 通常、エネルギーはひとつの決まったルートを通って運ばれると考えられていますが、研究では量子もつれ状態でエネルギーを最初から複数の場所に分散させて送り出すと、まるで複数の道路を同時に通るようにしてエネルギーが高速で目的地まで届けられることが示されました。 もしこの仕組みを応用できれば、人工光合成や次世代の太陽電池といった新しいエネルギー技術への応用にも…
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