予想通りにFOMCは0.5%の大幅利上げと量的引き締めを決定。FRBは景気失速を回避できるか
米国金融市場はFOMC決定を好感 5月3・4日に開かれた米連邦公開市場委員会(FOMC)で、米連邦準備制度理事会(FRB)は、0.5%の大幅な利上げ(政策金利引き上げ)と保有資産の圧縮、いわゆる量的引き締め(QT)の2つの金融引き締めを決定した。 ただし、決定は事前の予想通りであり、また金融市場が警戒していた先行き0.75%幅での利上げの可能性についてパウエル議長が否定的な見方を示したことを、金融市場は好感した。4日のダウ平均株価の終値は前日比932ドル高、S&P総合500種は約3%高と、2020年5月18日以来の大幅な上昇となった。 米国長期金利もやや低下し、為替市場でもドル安が進んだ。ドル...
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