「貨幣の信用」と「貨幣の価値」8  ―チョークで書いたルールの下に―|織原然_マクロ経済学考察ノート
さて、「租税貨幣論」で発生する、(と想定されている)「貨幣の信用」は、政府と国民の関係が対等ではないため、ある日突然、政府が「貨幣と納税の義務の交換(取引)を一方的に操作をしたら『貨幣の信用』は(さすがに消滅はしないのですが)揺らいでしまう」ということを説明しました。 今回は、それ以外にも「租税貨幣論」には「貨幣の信用」を構築するには不備があることを指摘します。 それは、簡単に言うと税制度自体、「権力者の意思の下で作られた人為的にコントロール可能な制度」である、ということです。 前々回、租税貨幣論の前提と説明に次の①~④があることを示しました。 更に簡略化して書くと以下の通
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