東アジアが変える未来 (PHP新書)
現在、欧米が生み出した資本主義や民主主義、さらには社会主義において、様々な矛盾や限界が露呈しており、いわばマイナーチェンジが求められているといえよう。本書ではそれらの行き詰まりを打破するヒントとなる取り組みや思想について、東アジアの識者、賢人に語っていただく。 第一章では台湾のデジタル担当政務委員であるオードリー・タン氏が、市民と政府が協力し、最適解をさぐって社会課題の解決に取り組む「熟議民主主義」の現在について語る。第二章では、中国SFではじめて世界規模のベストセラーになった『三体』の著者である劉慈欣氏が、現在の社会主義中国の強みと弱点を分析し、さらには人類全体の危機についてユニークな...
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