世界で初めて磁場の脳刺激で人工的にサルを「うつ病」にすることに成功した実験 - ナゾロジー
うつ病の患者数は年々増加の一途をたどっており、社会的損失も大きいことから、早急に克服すべき問題となっています。 一方で、うつ病を理解するための先行研究は、げっ歯類を用いたものがほとんどで、よりヒトに近い霊長類を対象とした研究が期待されています。 2022年には、東北大学大学院 生命科学研究科は、東京大学、昭和大学が共同で、ニホンザルを用いた動物実験を実施し、非侵襲的な脳活動の操作により、世界で初めて、サルに人工的にうつ病を発症させることに成功しています。 この際、抗うつ薬の投与により症状の寛解にも成功しており、うつ病の病態と発症メカニズムの理解に大きな一歩を進めています。 ここからは、未だに…
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