なぜ汕頭を現地語の発音「スワトウ」で呼ぶのか・・・知られざる日本との深い縁 - 行雲流水の如く 日本語教師の独り言
メディア関連の授業で汕頭出身の学生が、地元旧市街の洋風建築群に関する研究発表をした。私は何度か旧市街を歩きながら、100年前にタイムスリップしたような感覚を抱き、それを埋めたいと思った。授業中に町探検の感想を話し、歴史文化研究の課題を提供すると、地元生まれ、育ちの女子2年生が率先して引き受けてくれた。町の記憶をいかに記録するかということは、メディアの重要な役割である。汕頭(スワトウ)は19世紀半ば、欧米列強の進出で開港を迫られ、19世紀に入って栄華を極めた。1930年代末、日本軍の攻撃、進駐で多くの市民は海外に逃げ華僑となった。改革開放後の80年代、深圳、アモイと並ぶ経済特区となり、再び繁栄が...
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