謙虚に耳を澄ませば、建築はやがて「未来の記憶」になる。──田根剛|WIRED.jp
2016年にオープンした「エストニア国立博物館」では旧ソ連時代の軍用滑走路を再利用、2020年春に開館予定の「弘前れんが倉庫美術館」では、日本で最初にりんご酒を生産した煉瓦倉庫群をシードル・ゴールドに輝く屋根をもつ美術館へと改修した。建築を通して「場所の記憶」を未来へと継承してきた田根剛は、次代を担う建築家として脚光を浴びている。そんな華やかなイメージとは裏腹に、彼は穏やかにこう言った。謙虚に、この世界に響く「音楽」に、そっと耳を澄ませたい、と。
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