東久邇宮の太平洋戦争と戦後:陸軍大将・首相の虚実 一九三二~九〇年
「最も期待された皇族」とも言われ、様々な逸話も多い東久邇宮稔彦王は、その後半生をどのように生きたのか。日中戦争からアジア・太平洋戦争、そして戦後という激動の時代にどう向き合い、どんな影響を与えたのか。本書では、首相としてのリーダーシップ、開戦過程や終戦工作などでの動き、さらには実態から離れた自己イメージをいかに創出していったかを、一次史料から明らかにする。 はしがき 皇室と東久邇宮家をめぐる略系図 序 章 政治家・軍人皇族としての東久邇宮 1 近代天皇制下の天皇・皇族の役割と東久邇宮 2 本書の課題 3 満州事変までの東久邇宮稔彦王の歩み 第I部 日中の緊張から日米開戦へ 第一章 対立す...
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