君主論 (岩波文庫 白 3-1)
ルネサンス期イタリアの政治的混乱を辛くも生きたマキアヴェッリ(1469-1527)は外交軍事の実経験と思索のすべてを傾けて、君主たるものが権力をいかに維持・伸長すべきかを説いた。人間と組織に切りこむその犀利な観察と分析は今日なお恐るべき有効性を保っている。カゼッラ版を基に諸本を参照し、厳しい原典批判をへた画期的な新訳。
ニッコロ・マキアヴェッリ偉大なロレンツォ・デ・メーディチ殿下に
第一章 君主政体にはどれほどの種類があるか、またどのようにして獲得されるか
第二章 世襲の君主政体について
第三章 複合の君主政体について
第四章 アレクサンドロスに征服されたダレイオス王国...
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