夜間飛行 (新潮文庫)
第二次大戦末期、ナチス戦闘機に撃墜され、地中海上空に散った天才サン=テグジュペリ。彼の代表作である「夜間飛行」は、郵便飛行業がまだ危険視されていた草創期に、事業の死活を賭けた夜間飛行に従事する人々の、人間の尊厳を確証する高邁な勇気にみちた行動を描く。実録的価値と文学性を合わせもつ名作としてジッドの推賞する作品である。他に処女作「南方郵便機」を併録。
夜間飛行
序…アンドレ・ジッド
南方郵便機
序…アンドレ・ブークレル
あとがき…堀口大學
解説…山崎庸一郞
このとき彼は、必要な場合に退却する逃げ道を捜しておこうと、後ろを振返って縮みあがった。...
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